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【先生からの宿題】

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Konica C35 その2>

Konica C35 その1

先生からの宿題 | 2016年 7月25日(月) 5時 3分
 しばらく、Konica C35 Flashmaticの話になります。

 往年の名機ということで、先生よりKonica C35を頂いた。但し動作不良品。

・35mmレンズシャッター式 距離計連動EEカメラ
・ヘキサノン F=38mm F=2.8(~14)
・二重像合致式距離計連動(レンジファインダー)
・CdS素子測光 自動露出

 このカメラ、小さい割にはよく写るらしい。今回はこれを修理・・・するのだが。
 先生曰く「ネットに分解方法載せてるところがあるから参考にするといい」……しかし、このカメラの分解清掃は「業界の常識」のようで、ざっくりとしか書かれていない。こりゃ参った、手探りでやっていくしかないか。

 突然の死刑宣告。

 銘板を外して、ネジを3本ユルめたら、レンズユニットが飛び出してきた。
 簡単に説明すると、レンズの嵌め込み位置っていうのは必ず決まっていて、適切な締め込み開始位置に設定しないとピントが出ないどころではないレベルで滅茶苦茶なことになる。


 そして中を開けたら超キタネェ。油と錆と緑青とモルト片だらけ。あ、ちなみにこの機種はこれがシャッターユニットです。2枚の絞り羽根兼シャッターとなっております。平たい板の上に乗せると張り付いて持ち上げられなくなるので注意。この段階でシャッター開かず。
 そして先生からストップ指示が入った。幾らなんでもこれは酷すぎるらしい。



 2日目

 もう一台 Konica C35が来た。
 1台は、シャッターとレンズが駄目な子。
 新たに来た子はEE(露出計)が駄目な子。
 これを使ってニコイチするのだ、という話。マジで?
 今度こそリペアではなくレストアになるぞ?


 作業開始前に・・・これはあっちこっち探しても出てこない話なので、あえて明記しておく。
 Konica C35はユニット単位での組み付けになっている。大まかに分けて、

・ボディ(筐体)
 ├軍艦部
 │├レンジファインダー(距離計)
 │└露出計(シャッターユニットと合体)
 ├前板(レンズブレード)
 │├銘板
 │├ピント調整筒
 ││└前玉
 │└フラッシュ制御機構+バルブ制御機構
 ├底部
 │├電池ボックス
 │└巻上伝達機構
 └シャッターユニット
  ├露出計
  ├セルフタイマー
  ├ガバナー
  ├絞り兼シャッター
  └シャッターボタン

 という構図になっている。(細かいところは省略)
 電気回路は、
 電池+→EEユニット→銘板(感度設定+CdS素子)→電池-
 というシンプルな直列回路をとっている。

 例えば今回の場合、EEユニットの載せ替えとなるので、前板は分解しなくて良い。(実際には銘板だけ外しておく。理由は後述)
 普通のカメラの手順どおり、フィルム室をオープンにして、軍艦部・底部を開ける。ここでEE(露出計)が目の前に鎮座しているが、このままでは外れない。まずは前板を筐体から取り外す必要がある。そのためには皮を一部剥がす必要がある。
 この太字の部分がなかなか掲載しているサイトがなくて、割と時間を食った。

 その前に。時系列で掲載するので電池ボックスの酷い有様をどうぞ。

 ここを半田付けし直して、レンジファインダーを外して2日目終了。

※レンジファインダーと前板の接続部、レンズの一番上のあたりに金属棒がある。これはピント合わせ用の金属棒なので紛失注意。ちなみに、前から(レンズ側)でも、後ろ側(レンジファインダー側)からでも、どちらからでも入る。


 3日目。

 分解方法を探し回る。ここで結構な時間をロスした。
 まず、筐体前部のセルフタイマーを外す。皮を剥がすと、左右4箇所にネジがある。


 繋ぎ目のところにあるのでわかり易い。
 軍艦部と底部を外さないと前板(レンズボード)は外れない。注意。
 また、レンズに用がないのなら、カニ目リングを回して外し、銘板だけ緩めておいたほうがいい。つまり、レンズ側のユニットはほぼノータッチでいける。今回はEE載せ替えに伴う個体差吸収のため、銘板も載せ替えている。


 こんな感じで、レンズボード・シャッターユニット・筐体は電線で接続されているので注意。また、右にあるレンズボード奥からピンが飛び出しているが、これがピント調節用でレンジファインダーに接続するので紛失注意。スポッと抜ける。
 筐体からシャッターユニットは簡単に外れる。ネジは4箇所。やはり左右に2本ずつで留まっているので、そこを外せば正面からズルリと抜ける。筐体と接続しているのは電線だけなので心配せずに抜ける。

 どの状態で外すのがベターかというと、絞り&シャッター部分に触らないのならば

 この状態で外せば安全である。ユニットを外すのは写真上で黒いネジ(1本見えていて3本は隠れているが)で、白と金のネジは緩めない。


 シャッターユニットはEE(露出計)・セルフタイマー・ガバナー(実質的にはフライホイール)・シャッターボタン・絞り&シャッター羽根で構成されていて、写真一番右に出っ張っている銀色のレバーがチャージレバー。これは底部と接続されるが、接続といっても「添えているだけ」なので、物理的に噛み合っているわけではない。押されるだけだから気にしなくて良い。

 露出計(EE)ユニットの取り外しにかかる。
 この取り外しにかかる部分の説明というか、解説が見つからない。内側でどういう構造をとっているのか、外した時に連結が外れないか、とヒヤヒヤしながら外したが、実はピン1本噛んでるだけなので、全然たいしたことはない。
 レンズを正面に見た場合、手前に1本、裏側に2本の3つのマイナスネジ(金色)で固定されているだけ。


 この通り、呆気なく外れる。外す際、針に触らないように注意。細い針なので、不用意に触ると曲がる。


 2台の載せ替え準備完了。続きは4日目へ持ち越しとなった。


 ちなみに、シャッターとレンズが壊れているほうのユニットだが、

 ただ単にチャージレバーとフライホイールの接続部がおかしくなっていただけだった。
 部品を正しい位置へ動かして、ドライバーの頭で小突いてやったら普通に動き出した。

 続きは次稿へ。
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Konica C35 その2>
コメント
1 | kan | 2016年 7月25日(月)11時31分

C35は前板周りのユニット構造が特徴です。他の機種でも多くは前板から外れますが、全く違うものもあり、これ一台で全てを語る事はできません。特にEEとシャッターについてはこのカメラだけの構造です。ゾーンで十分なレンズに距離計つき、ただしシャッターと絞りは兼用で、一つの明るさには一つの組み合わせしかないと割り切ったところが素晴しいのです。独立して制御するC35FDが人気がありますが、実際には結果に差がありません。レンズの性能差が無いからですね。
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