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【修理と補修】

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ゼンザブロニカ S2清掃・整備

修理と補修 | 2016年 9月17日(土)11時31分
私は帰ってきた!  遅いよ。

 とりあえず、まずはリハビリを兼ねて伯父より頂いたゼンザブロニカの清掃と整備を実施。

 ブロニカカメラ株式会社製、ゼンザブロニカS2型。この写真を見ただけで(型は明記していない)、フォトグラファーnoBuさんは「S2型かな? C2持ってるよ」とfacebookで反応してくれた。
 ……が、タムロンのブロニカ一覧のページを見る限り、両者はそっくり過ぎる程にそっくりだ。差異はなんだろう、と、よーく見ると、C2はフイルムバッグ交換ができず、S2は引き蓋をしていればフイルムバッグごとフイルム交換が可能な点だと気づいた。
 なるほど、分解した写真でフイルムバッグが写っていたから、C2ではなくS2だと分かったのか。

 ちなみに、近所の床屋さんはゼンザの6×7判を持っている、とのこと。ゼンザにそんなラインナップあったっけ? と思ったら、どうやらゼンザブロニカGS-1だけがゼンザシリーズの中で唯一6×7判を扱えるようだ。日々勉強になるな。


 フイルムバッグ。蓋の溝が汚いが、掃除して良いものかどうか迷う。とりあえず蓋のほうだけ掃除しておいた。モルトが詰まってる・・・のなら、迂闊に掃除すると光を引く可能性がある。
 このフイルムバッグ、よく考えられて作られてるよなぁ。しかしフイルムの平面性が……どうなんだろう。設計は悪くないんだが、そこが心配だよなぁ。


 レンズ清掃。といっても、汚れ(擦り傷?)がついているのはレンズプロテクターのほうだけなので、これは近日交換だな。カーボン研磨で落ちない。おそらくレンズプロテクターの汚れを化学繊維か何かで、うっかり擦ってしまったのだろう。「玉」に傷はないので、プロテクターだけ交換しよう。


 もっとも面倒な部分。ファインダー部。本来はここで手前と奥のネジを外して清掃するのだが、ゼンザブロニカシリーズの弱点、ファインダーグラスのモルト剥落問題がある。気軽に外してしまうとモルトが崩れて、ピントが合わなくなるのだ。なので、ここは慎重にゴミを吹き飛ばして、あとは綿棒とレンズクリーニングペーパーで丹念に拭き掃除する。どれだけ使い込まれてきたか、よく分かってしまうな、この写真。


 いつもの油セット。今回は気持ちスピンドルオイル多めで。


 ピントフードの右羽が調子が悪い(ぬったり上がってくる)ので、ここに注油。しばらく動かしていれば調子が戻ってくるだろう。


 ピントフードについているルーペの確認。掃除してもホコリを頂くってことは、これピントフードの中から出てるのか。一度徹底的に掃除しないとあかんな。


 最短撮影距離くらいで様子を見てみる。60cmから撮影できる。標準レンズでここまで寄れるのはいいね。二眼と違って視差を気にする必要はなく、レンジファインダーと違って寝転がる必要もない。
 やっぱりホコリ・・・じゃなく、これ金属片とモルト片か。厄介な・・・。


 組み付けて完成。
 うん、頑強なカメラだよな。C330と、どっちが頑丈かと言われたら、たぶんこっちかな。

 このカメラの欠点
・うるさい(ガチャーン! バシャコッ!)
・重い(およそ1.8kg)
・フイルムの平面性に関して若干議論の余地あり
・露光中は一眼レフと同じくミラーが格納されるので何も見えない
 ってところだろうか。

 逆に利点としては、
・パララックスを考慮しなくても良い
・幾重にもある安全装置(フイルム未装填でシャッターチャージしない、フイルム装填済みで引き蓋を外していないとシャッターが切れない、レンズ取り付けが正しくないとシャッター切れない、引き蓋をしていないとフイルムバッグを取り外せない等)
・シャッターチャージ後にシャッター速度変更可能(当時は割と革新的技術だったはず)
・造りがびっくりする位に頑固

 かな。露光中にファインダーから入ってくる光・・・は、これ、どうなるんだろう。ミラーアップではなくミラーダウンで処理しているはずだから、あまり強い光だと感光する可能性もあるのかな・・・?

 とりあえず整備完了。フィルターは、まぁひどい擦り傷でもないので適当なタイミングで買いに行こう。

 にしても、細かいところで結構くたびれた感があるが、前の持ち主(伯父)は、このカメラといいC330といい、一体どれだけの枚数を撮影してきたのだろう。そしてC330もブロニカも、もう一台あるとか冗談みたいなこと言ってたな。
 このブロニカにしても、モルトが割と新しいものになっていたり遮光紙が張替えられたりした痕跡があるので、もしかしたらオーバーホールを何度か経験しているのかもしれない。動作は昭和40年発売のものにしてはおっそろく快調で、シャッター速度の正確さは手持ちのフイルムカメラの中で一番かもしれない。

 さて、これにはどのフイルムを詰めて撮影に出かけようかな。
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コメント
1 | kan | 2016年 9月17日(土)12時37分

フイルムの巻き取りは通称オメガ巻きです。このタイプはフイルムバック交換式の645-67一眼レフのほとんどが採用しています。理由はコンパクトで「平面性が良い」からです。欠点はフイルムベースが固いと重くなる点程度で、どんどん写す時には中後だけ駆り播きして用意すれば良いから便利な機構です。

今もメーカー又はそれに近いところで整備してくれるカメラは外注する。正しい方向ですね。特に一眼レフは下手にあけないことです。中を触って良いのは独立したフイルムホルダー程度ですね。壊してもスペアが手に入れられますから。
2 | 時深彼方@Mobile | 2016年 9月18日(日) 2時32分

いつもありがとうございます。
この巻き方、一見するとどうなんだろう、と思っていましたが、案外安定したホルダー構造なのですね。フイルムをセットしたまま放置したら癖が酷いことになりそう、と思っていました。

このカメラは創業者のご子息さんがOH事業をしているので、壊れたり調子が悪くなったらそちら行きですね。お金は掛かりますが、それに見合う価値はあると思います。
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