現像記録 | 2020年12月 2日(水) 2時54分 |
Twitterでも書いている通り、機械学習を使った新しい現像液の処方(といっても、まずは「自分好み」に改良するところから、ですが)を始めようとしています。 そのためにも基準ネガを作っておこうと、パロディナールで現像、やってみたんですね。パロディナール4cc:水400cc 90分で。
でね、嬉々としながらリール引き上げたら、これですよ。 え、マジか……と思いながらさっと水を流して干してみた。
これですよ。で、色々考えました。何が悪かったのか。 手順の確認。現像、停止、定着。モノクロだからこれで間違いない。 現像プロセスが正常で、カメラの不具合だったなら、パーフォレーションの文字は浮き上がってくるはず。それが浮き出ていない、ということは、現像ミスである事は確定。
皿現像ならぬメスシリンダー定着。フイルム片をメスシリンダーに入れ、現像液を経由せず、いきなり定着液へ突っ込む。 フイルムが素ヌケになるのは当然で分かり切っていたのだが、念のために確認。感光している部分まで素ヌケになっていたので、考えが間違っていないのチェックです。 定着液は新液。 そして見事に素ヌケになった。これは……現像液がダメだったようだ。
↑取り出したネガ
考えられることは、現像液が完全に機能しないパターンと、定着過多のどちらか。 定着は6分半だから、作り立てとはいえやり過ぎっていうことは無いと思う。
……現像液がダメっぽい。完全にやらかした。お師匠様から頂いたやつ、暗所で保存しておいたが……さすがに3年くらい?経つとダメなのかもしれない。 ネガが潰れている可能性……も有り得るので、一応、スーパープロドールの新液も作った。後日これで確認してみる予定。 危なかった。いきなり120フイルム突っ込んで現像していたら、確実に爆死しているところだった。とはいえ、135だから良いというモノでもないが。 ちょっとショック、である。 |