修理と補修 | 2021年10月23日(土)11時 9分 |
いつものJun Sugawara氏から頂いたカメラ等の修理・補修・メンテの進捗状況。
Fujica GS645 Pro ×2 補修中 2台とも蛇腹プラネタリウムなので補修中。補修方法については研究中の内容なので非公開。但し材料は揃ったので順次補修中。
一応、このくらいまでならば補修完了。ただ、大穴や裂けについては修復できない手法なので、あくまで補修の範囲。
現在進行形で修理中のためカウントはまだ。但し、メカトラブルについては解消済み。 難易度としては結構高い修理。メカトラブルはチャージ不良だが、こちらはそこまで難しいトラブルではなかった。蛇腹修理の難易度が高すぎる。
ロモ・ベルエアX6-12 修理できない
シャッターユニットだめ。 電子制御していると思われるチップの挙動も変だし、リフローやハンダ付け失敗してるような痕跡あったし(直したらひどくなったので別の場所もリフロー失敗している可能性あり)、そもそも部品が踊ってしまって正しい動き方をしていない可能性が特大。 どうしてこんな状態のものが「チェックOK、新品」として消費者の手に渡るのか、はっきり言って理解できない。動作チェックや検品していないんじゃないのか? これ直すとなるとボード載せ替えレベル。そのボードを入手する事が出来ても、新品でこの状態なのでハッキリ言うとまったく信頼できない。 現状ではこれを直すの断念。 Jun Sugawara氏には誠に申し訳ないが、難易度がどうとかいう問題じゃない。新品で不良品を送ってくるメーカーを、どう信じろと? 電池を抜けば1/125でシャッターが切れるので快晴なら問題なく使える……と思いきや、シャッター機構がガタガタなので「無事シャッターが開くガチャ」をする必要あり。失敗すると完全に感光したカットが出来上がる。
ここまでの成績:機種別:66%(2/3) 筐体別:40%(2/5)
SIGMA ZOOM AF-K 70-210 修理完了・筐体待ち
届いた状態でカビ玉、絞り不動。ペンタックスKマウントレンズ、動作テスト用と割り切って使う用の「治具扱い」。 分解を進めてみたところ、絞り羽根を動かすための機構が脱落して動作不能になっていた。強い衝撃か、絞り羽根もしくは鏡筒の伸縮を力任せもしくは超高速で操作した事でクシャった可能性。スタックしたものを強引に動かしたような痕跡ではなかった。 テスト玉と割り切って一応直した。オートフォーカス……だと思うがテスト出来る筐体にまだ辿り着いていない(私もペンタックスは所持していない、送られてきたものはまだ未開封)ので、AFが使えるかは不明だが、ひとまずマニュアル動作に支障のない範囲まで修理完了。 フレキが怖いんですよ、フレキが。
ここまでの成績:機種別:75%(3/4) 筐体別:50%(3/6)
KIEV 4(多分) 修理中
ベラルーシだかウクライナだかのカメラ。多分。あっちこっち硬いので調整中。 シャッター不良→おそらく1~2段のズレ。高速側が遅いが幕のついているカメラなので触りたくない。シャッターそのものは動いているので様子見。500と1000はほぼ間違いなく250しか出てないので、絞り込めば何とかなると思う。 露出計不良→分解調整。大好物のセレン式(ほぼ丸裸)。有害物質? 知らんなそんな話。感度については追い込みが必要だが、実用上問題ない程度まで反応。 革剥がれ→補修用の接着剤と革を探している最中。入手出来たら補修してテストへ。
「コレクターが完動品として使うには無理、だけど事情が分かれば撮影可能」なレベルなので一応直っている。まだ修理完了していないのでカウントには含まず。
FED 修理中
よく分からないカメラ。旧共産圏ということは分かるのだが。 雑塗装→綺麗な方だと思う 二重像薄い→そもそも距離計ズレまくっていて何もアテにならない状態 整備完了直前に、シャッター速度を決める部品のイモネジが吹っ飛ぶという珍事が発生。締め込みが甘かったとかではなく、回転と衝撃で粉砕して飛び散った。イモネジを入手するまでは現状維持。但しメカ的には大丈夫。普通に使える。幕カメラなので重整備はしたくない。 鏡筒めっちゃくちゃ綺麗な状態が維持されているのに、絞りリングが異常に硬いので、近日調整予定。軍艦部は清掃済み。
現在テスト中:KIEV 35A ・ Fuji HD-R 次にテストするカメラ:Zeiss Ikon IKONTA 521 → Fujica GS645 Pro → KIEV 4 の順を予定。 ※フォーマット的に前後する可能性あり
※夜行性の人間なので、テストには多少なり時間が掛かる ※更に言うと、いまPRESTOを巻き切ってしまい空きパトローネが無いので必死になってパトローネ作っている最中。
が、頑張ります……。 |