修理と補修 | 2022年 5月14日(土) 3時 1分 |
何だかよく分からないが、ちょっと色々あって時間が空いたので、手元に転がっていたレンズを清掃・調整してみた。 FED用1:3.5 50mmである。勿論、これもJun Sugawara氏の箱の中に入っていたものである。
肝心のFEDにつけてチェックしたい……のは山々なのだが、そのFEDは「移動させると部品が落ちる」という状況で。 ・撮影に出ると部品が消える(ファインダーカバーが脱落して消失) ・ぐるりと回るシャッター速度ノブのイモネジが遠心力で飛行し粉砕 ・仕舞って暫くすると何か部品が脱落してる ……笑えん。なので迂闊に持ち出せなくて、どうしようかとヤキモキしている。 先日Contaxかkievに使う用にJupiterを播磨屋市蔵 氏から買った際、イモネジの予備を頂き、少しは落ち着くかと思ったのだが、まぁ、そうはうまくいきませんよと。
なので今回の補修作業は試写無し。ただ、「取り換えられる沈胴式」は基本的に「ズレる」ような構造ではないので、気楽に作業できるとはいえば出来る。
この子。 鏡筒のガタつき等は無く、ぱっと見た目は割と良い。 が、レンズは白濁していて流石にどうかというレベルだし、そもそも絞りが動かない。 動かない……いや、一応動く。自分の爪を絞りレバーに掛けて、爪が欠けるくらいに力を込めることで、少しずつ動く。 だが、こんな動きではダメだ。水のようにスルスルと動いて貰っては困るが、だからといって力任せに動かさないといけないなんて、使用方法として間違っている。
レンズの分解はとても簡単。まあ、中玉は面倒だし、今回はダメージが無かったので触っていないが。 まず、前から回して前玉を1枚取り出せる。レンズは嵌め込んであるだけなので、固定リングを外せば簡単。 後ろ側から後玉を外すのも簡単。で、曇っているのはこの後玉の内側。 どうしてそこが曇るのかよく分からないが、後玉の中央(群の中心側)か、中玉の後ろ(フイルム)側が曇るレンズが多い。カビなのか、と言われると、カビっぽくないし。拭きとればある程度落ち着くのでバル切れとかのアレでもない。
まあ、このレンズは恐らくノンコートだと思うので、遠慮なく掃除させて頂きます。
そして清掃後。清掃前のレンズを写しておけば良かったが、霧が出ているように白かったので、それと比べればかなりスッキリした。
羽根の動きが渋い件については、隙間から給油することで改善。ただ、ザリザリ言っているので、砂でも噛んでいるのか、油脂切れで動かして鉄が削れているのか。どっちにしてもあまり良い感じの手応えではない。 とはいえ軽く動くようになったので、この状態でしばらく様子見。 組付けを間違えなければ、何もズレない親切設計。 fedを動かす時か、使えそうな筐体が手に入ったら試してみます。 元通りに組付けたので、狂ってはいないはず。> Jun Sugawara氏
ここまでの成績:機種別:78.5%(11/14) 筐体別:61.1%(11/18) 短期目標:機種別で50%以上救う → 達成中 長期目標:筐体別で50%以上救う → 達成中
・試写完了 ・Kiev4+Jupiter12 [評価待] 現像待機中 巻き上げエラー修正完了
・試写中(優先度順) ・Contax 3A(戦後型)+Jupiter8 [評価待] ・FUJICA AUTO-7(※ジャンクセールで拾ってきたやつなのでリスト外) ・Pentax SP [評価済]
・試写待ち機材(優先度順) ・Minolta HI-MATIC F シルバー[評価待] ・Minolta HI-MATIC F ブラック[評価待] ・Ikonta 521 [評価済] ・ミノルタ セミP [評価待]
・只今修理中 ・Canon DATEMATIC → 電池ボックスの接触が変、更に様子見中。
・自分の手持ち機材の中でご機嫌斜めになった子 ・Nikon F3(調子確認中) |