試写 | 2022年 9月10日(土) 7時44分 |
やっとJun Sugawara氏のカメラの順番になった。 割込み作業が厳しかった。さて、今回のZORKI-4Kについて。氏からのコメントでは「入手時からジャンク」だったそうだ。
……はて。ジャンク? 見た目はかなり綺麗で、ジャンクどころか、どちらかといえば美品に入る。尚基準は過去のボロカメラ参照。
まあ、経年劣化は感じられる。シャッタースピードの赤文字が消えかけている。 これは別にこのカメラだけではないし、あるあるなんだけれど……インクって赤とか黄色って落ちやすい色なのよね。褪色しやすい、落ちやすいっていう。 ……ま、こんな低速を使うことはまず無いので無視。
問題発見。ジャンクになった理由はこれか? チャージが不十分な(写真を見れば分かる通り、幕がちゃんと引き切っていない)状態で、シャッターが切れてしまう。 ……いやまあそれはそれで問題だが、巻き上げノブを止まるまで回せばいいだけだし。 そもそも120フイルムを食うスプリングカメラの大半、オートマット・セミオートマット無しの機種は赤窓で、ちゃんと巻かないと多重露光してしまったり、コマが被ったりするし。って、このカメラは135フォーマットか。確かに問題といえば問題だが……そこまでクリティカルな問題だろうか?
思ったほど調子が悪い感じでもないし、さくさくと掃除をして様子を見て。なんか幕速もぼちぼち出ているので
チャイカのレンズを取り付けて遊んでみたりとか。(※バックフォーカスが違うので使い物になりません) まあ、どーしようかなぁ、とか思っていたら、FEDのレンズが合うということで取り付ける。https://www.ilma.cc/kanata/diary/hbg.cgi?number=411←この時のレンズね 清掃したはずなんだが、相変わらず少し曇っている。まあ、使えないことはないだろうし、試してみよう。 ちなみにこの組み合わせは柊っこ氏の熱い提案。 フイルムはAgfa APX 400 Newで、Adonal 1:100 55分くらいで現像。
中距離。50mmってなんか「狭い」と感じるあたり、35mmに毒されてきていると感じる。
遠距離。思ったよりもよく出ている。
明暗の激しい近距離。午後の西日に向かっているが、表現は破綻していない。 ただ、思ったより眠い。
いつもならこんな感じで終わらせるが、折角なのでちょっと「普段は撮らない感じの写真」も撮ってみた。
ミツバチの箱。曇りになったので普段やらない開放側へ寄せてやってみる。 質感も良いし、背景ボケが思ったよりナチュラル。
水に濡れる松の枝と空。 撮影時間が悪かったので、あまり良い感じではなかったが、質感は分かる。
という訳で、ZORKI-4K + FEDレンズの組み合わせでした。 ZORKI-4Kは使い勝手に難があるものの、メカは快調です。大丈夫、これなら当面使えます!>Jun Sugawara氏
ここまでの成績:機種別:85.0%(17/20) 筐体別:72.0%(17/24) 短期目標:機種別で50%以上救う → 達成中 長期目標:筐体別で50%以上救う → 達成中
・試写完了/現像完了 ・FUJICA AUTO ELECTRO AZ-1(遺品箱シリーズ) ・minolta X-7(遺品箱シリーズ)
・試写中(優先度順) ・ミノルタ セミP [評価待] S/N削れ 持ち歩き中
・試写待ち機材(優先度順)
・只今修理中 ※手あたり次第に手出ししている訳ではなく、どこからどこまでやるべきか本気で思案中 ・Canon 7(エージングカメラという謎ジャンルの提示) ・minolta SR-1(遺品箱シリーズ) ・ミノルタ セミP [評価待] S/N1***34 └中破。サビと皮ハガレが酷いので修理すべきか思案中 ・Canon 4sb シャッター幕が決定的にダメな可能性
・自分の手持ち機材の中でご機嫌斜めになった子 ・Nikon F3(動作が安定したらSPD/D-76用の基準機として利用予定)
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