試写 | 2022年 9月16日(金)10時14分 |
今回は遺品箱シリーズから。 メンテ記録はこちら。https://www.ilma.cc/kanata/diary/hbg.cgi?number=419
前にアップしたIKONTA 521の試写の時と同じ場所。時代が違うというか、レンズの「現代感」が出ている。感度400のフイルムで晴れていたため、絞っている。すっきりしていて、何というか、富士らしいな、という感じ。 あ、フイルムは感度400、設定も感度400にしています。後述しますが、CdSではなくSpDを使っているのならば、多分ズレないだろう、という、自分の頭の中のなんとなくの知識。
お作法とかは気にせず、とりあえずシャッター切ってみる図。 絞り優先なので、シャッター速度は機械に任せている。CdSを使っていない(はず)、向けた時のシャッタースピード指示がだいたい直感に反しない感じだったので、ただピントを合わせて撮影。これだけピーカンだと感度400はちょっと苦しい。100でもいいし、場合によっては50でもいいかもしれない。が、別に開放で撮影したい訳でもないので、これは言い訳のようなもの。
ラストのカット。至近距離(寄り限界)まで近づいてみたらどういう風に写るのかな、と思って撮影した図。 まろやかな結果になったのは、まあアドナールが原因なのだろう。葉の質感はちゃんと出たし、背景ボケも割と好き。ぐるぐる感も……無いのかな、これ。多分。
総じて使いやすいカメラという認識になった。フイルムで失敗したくない時に、この子を動かしてあげようかな。 というか手元のカメラの中で良い精度が出ていると感じているのが、Canon EOS 55と、Fujica AZ-1、そしてNikon F3あたり。現像時間を見る時の基準機として良さそうだ。先日ジャンクセールで拾ってきた子の中で、もっと優秀な子がいればそれも良いだろうが、とにかくAZ-1は使い勝手が悪くない。F3はじっくり、55は気楽なオート、という感じで、私の中ではAZ-1はその中間、みたいな立ち位置になった。
いやさ……こういう露出オートとか、あとはオートフォーカス機を使うとさ……。 古いカメラの儀式がちょっとびっくりするのよね。時々「シャッター速度変え忘れた」とか、酷いと「巻き上げたかどうか忘れた」とかw
20年の眠りから覚めたカメラ。良い道具になってくれるだろう。
ここまでの成績:機種別:85.0%(17/20) 筐体別:72.0%(17/24) ※この機種は「遺品箱」シリーズなので、本評価には含まれていない 短期目標:機種別で50%以上救う → 達成中 長期目標:筐体別で50%以上救う → 達成中
・試写完了/現像完了 ・minolta X-7(遺品箱シリーズ)
・試写中(優先度順) ・ミノルタ セミP [評価待] S/N削れ 持ち歩き中
・試写待ち機材(優先度順)
・只今修理中 ※手あたり次第に手出ししている訳ではなく、どこからどこまでやるべきか本気で思案中 ・Canon 7(エージングカメラという謎ジャンルの提示) ・minolta SR-1(遺品箱シリーズ) ・ミノルタ セミP [評価待] S/N1***34 └中破。サビと皮ハガレが酷いので修理すべきか思案中 ・Canon 4sb シャッター幕が決定的にダメな可能性
誰かCanon7と4sbに噛ませるレンズ、何が正解か教えてください…… 多分fedレンズ噛ませても大丈夫だとは思うんだけれど、マウントについては完全に素人なので、さっぱりわからん。
・自分の手持ち機材の中でご機嫌斜めになった子 ・Nikon F3(動作が安定したらSPD/D-76用の基準機として利用予定) |