修理と補修 | 2022年11月 5日(土)12時25分 |
大変お待たせしました。家族の介助やら入稿やら、地域行事やら騒動やらで飛び回っていて、なかなかカメラに触れない日々が続きました。 いやもう本当ね、1か月カメラ触れないとか本当にストレスですよ。 なんとか確保した空き時間に、ちょっとずつ、ちょっとずつという感じではあったのですが、整備作業をするなら数時間単位で時間を確保したいところ。1時間の空き、程度では無理。
愚痴はともかく、例の如くJun Sugawara氏からのカメラ。mamiya6だ。師匠から頂いたmamiya6は巻き上げもおかしいし、そもそもレンズにFujinarが乗っているというフランケンシュタイン状態。なので純粋なmamiya6は初めてとなる。 ……ところが問題ばかり発生して、これの解決に1か月を要することとなった。
まずは革。ご覧の通りボロボロで、接着作業に数日かけた。まあ、ちゃんと接着し直してあげれば良いだけなので、これについてはたいした話ではない。問題は次。
潰された真鍮ネジ穴に、行方不明となったネジ。 Jun Sugawara氏は十中八九こういう事はしないだろうと思っているので、氏に渡る前にこうなったか、長期保管中による劣化とか稼働中脱落という可能性。
この作業のためにマイナス0.6という、時計用クラスのマイナスドライバーまで手配したのだが、結局ネジ穴はモロモロで何も手応えがなかった。 モロモロになったネジを抜く方法は、 1.ドリルでネジを破壊して抜き取る 2.リューターでネジ頭を切り直してみる という手段がある。ネジザウルスは……優秀とは聞くが、流石にこんな隙間は無理じゃろ。
で、経年劣化を考えるといった理由がもうひとつあって。
これ見て、全部察して……優しく回したんですよ。本当に優しく。一発でモロモロっと崩れてしまった。これ、このまま締めたらもう二度と回らない。 Jun Sugawara氏には申し訳ないのだが、これは後回し、というか方策と治具が整ってからやります。今の状態では流石にどうにもならない。ちなみにシャッター速度が異常(最高速のみ快調)なのは、このシャッター機構の持病のようなもので、調速のリンクの動きが渋いと低速がおかしくなるんですね。 あと、シャッター羽根が閉じなくなる事がある。羽根が歪んでいるのか、単純にリンクで引っかかっているのかはパッと見て分からないが、恐らく後者。まあ、こちらも機構までアクセスできなければ確証は得られないのですが……。
それ以外の部分は良好なようなので、しばらく寝かせます。弄れるようになったらリトライします。 何よりも怖いのはイモネジ。頭を切り直したら真っ二つ、とかなったら流石にもうどうしようもないので……ごめんなさい。
ここまでの成績:機種別:79.1%(20/24) 筐体別:68.9%(20/29) もうすぐ終了 短期目標:機種別で50%以上救う → 達成中 長期目標:筐体別で50%以上救う → 達成中 135フォーマットのレンジファインダーカメラは全てチェック完了しました。 残り> 中判スプリング:あと2台 中判二眼:あと2台
・試写完了/現像完了 なし
・試写中(優先度順) なし
・試写待ち機材(優先度順) なし
・只今修理中(この順番通りを予定、但し気分次第で多少入れ替わり予定) ・minolta SR-1(遺品箱シリーズ・カビまみれゴミまみれヤニまみれの三重苦)←次回予定 ・モスクワ2 モスクワ5(動作するそうなのでメンテのみを予定)←ご馳走なので早くやりたい ・ヤシカフレックス(革はがれ補修とメンテ)←しっかり見ていないが何とかしたい ・フォスフレックス(情報少ない上にマトモに動かないのが基本らしい)←事前情報で鬼難易度ではないかと……
・自分の手持ち機材の中でご機嫌斜めになった子 ・Nikon F3(状態検証中) |