修理と補修 | 2022年12月 2日(金)10時47分 |
作業は4日目、しかしあとは簡易な作業のみ。Jun Sugawara氏に感謝を。素晴らしい教材となった。 これで試写して、写ることが確認できたら。「撮りたいから返して欲しい」と言われても、ある程度安心して戻せる。
簡易な作業。モルトの貼り換え。なんか変なモルトか何かの残骸が残っていたのと、ヒンジ側は完全に無かったので一応貼ってみた。 実際のところは貼らなくても大丈夫そうではあるが、まあ念のため。フイルムは手に入りにくいし、出来ればミスしたくない。 今回は1.5mm厚を選択したけれど、もっと薄くても良いかもしれない。
細かい調整、最終チェックをする。 レンズ内に塗装片か何かが入っていたので、一度レンズを分解して組み直し。 で、気付いたのだが、レンズの周辺に入る部品が1個、足りないんじゃないかな、多分、だけれど。
ひとまず完成。 前にも書いたが、全体の歪みがきつい。これでよく動くな、と思うレベル。 下(底)はそこまででもないが、天面の歪みがきつい。上から見た場合、左前から右後ろに向かって、反時計回りにネジられているような感じ。 これを修正するには、頑丈なワークベンチ、万力、その他、力の入れられる工具とそれを留められるだけの設備に、水準器が必要。それくらい派手に捻じれてしまっている。ひとまず蓋は閉じることが出来るので、このまま試写に入る。
フイルムは当然モノクロ、冷蔵庫保管の期限切れACROS(2ではないほう)を投入。 PRO 160 NSは流石に使うのが怖い。ACROSのほうならまだストックがあるので……。
やっと本格的な試写に入ります。結果は追って報告します。 事前情報以上の魑魅魍魎でした。>Jun Sugawara氏 |