Canonet QL17 G3 |
先生から頂いたCanonet QL17 G3。かの赤瀬川原平先生が絶賛したというカメラだ。 皮ケースまでついているものの、これ以上使ったら千切れてしまう。それは悲しいので給油して磨いて、ケースだけはカメラ置き場に置いておくことにする。 ではご開帳。 どわあああああ!? モルトが粉塵になってカメラ内に飛び散ってやがる!? これはまずいっ、全力で清掃せねば。 先日購入した超高価なピンセット開封。1本1000円以上。尖端が鋭利なうえに、やたらと幅が広がる凄く使いやすいもの。カニ目にぴったり合う。これ1本で固定リングを外し、装飾リングを外し、CdSセンサーへの光を減衰させるフィルターを外し、前玉制圧。前群の2枚目も、もう1本のピンセットと精密ドライバーで少しずつ外す。 (※注:この時はまだカニ目廻しを持っていない) このくらい。レンズクリーニング液をしみこませて、くるっと回しただけだよ? 本当だよ? リング部のモルトまで拭いたりしてないよ? で、なんかこのレンズ、反射がおかしーなー、なんだろーなー、と思って、前玉を軽く掃除して分かった。 典型的なコーティング落ちだった。もういっそのことコーティング剥がしちゃおうかとか思ったけど、さすがに魔改造じみたことは出来ない。 組みなおし。とりあえず次に試写するカメラは、この子で決まった。老骨に鞭打つわけではないが、動かさなければ朽ちてしまう。動かしてあげなければ。 2016年3月・ボロボロになっていたモルトの貼り直しを行う。 |