写真家"彼方"の白い小箱

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マミヤプレス・スーパー23
 基本的に普通に動く状態で来たので、簡単な清掃とメンテナンスを行う。(後に、レンズのニコイチを行う事になる)

 接着剤で固めてあるアイピースを、わざと外した。接眼部は汚れ云々もそうだが、清潔さが求められる場所である。あと、右目用で固定されていたので左目用にしたかった。プラスチック対応シンナーとアルコールで軽く汚れを落とす。  ビューファインダーにクモリはあるものの、もっと酷かったらしい。これ以上やるとすりガラスになりかねないので手をつけないことにする。

 ちょっと気になっていたレンジファインダー部の汚れを落とす。これは黄色いほうのガラス。レンズクリーナーで一撃。油脂が残っている感じでした。天面部はあまり触るとレンジファインダーが狂うので、埃を飛ばして元に戻す。
 そして蛇腹部と、その接続点をクリーニング。固定ノブが硬いので、もっとも優しいタイプの油を注油。ぐりぐり動かすと埃がめり出してくるので、それをふき取る、を繰り返す。グリースを与えるのが正しいのかもしれないが、引っ張って外れるのかよくわからないので、あまり悪戯しないようにした。
 蛇腹は状態が良いので埃を払う程度でOKでした。

 前面にマジックで傷を隠したような跡があったので、シンナーで剥がす。
 色が合っていれば良かったのだが、おそらく油性マジックのようなものでなぞって消していたっぽいので、色が合わなかった。それなら傷が見えたほうが使い込んでいるようで、そのほうがいい。
 →二日後、レンズをニコイチすることになった。
 レンズが終わっている(本当にダメ)でメカが無事な127mmと、レンズは非常に良いがメカが終わっている100mmをニコイチ。


 ……うん、まあ、長いこと使っていれば汚れもたまる。
 そして問題の127mmの表面写真がこれである。

 流石にこれは……どうにもならない。 シャッターメカの載せ替え自体は実は非常に簡単だが、レンズの清掃が難しい。
 100mmはまあ、言う程ではないが、127mmは分解すると大変なことになる。本当に技術がなければ迂闊にバラさないほうが良い。

→さらに数か月後、レンズシャッターのメンテ方法を教わる。


  今なら、ああそういうことか、と分かりそうな事なのだが、初めての分解清掃だったので、とにかく見て、動かして、憶えることに必死だった。
 さっと給油して、それなりに動いたので満足。
 
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