日々のぼやき | 2016年 2月14日(日)14時17分 |
Canonet QL17 G3の現像データが届いた!
どアンダーどころではなかった。ロウキーなんて生易しいものではない、どアンダーだ。どうしてこうなった。 ハイライトは適正露出っぽい感じなので、おそらく3段くらいアンダーである。 とりあえず、モノクロ写真ということで、どこまで写真を取り戻せるか挑戦してみる。
あ、直せないわこれ。色調・カラーバランス・コントラスト他いろいろ試したけど無理。完全過ぎるアンダーだわ。これ、ネガを受けとって再スキャンかなぁ。それでもおそらく取り戻せそうにない。車の下のわんこを撮影したコマのはずなんだが・・・。
これならいけるかな。 Canonet QL17 G3のCdSセンサーが、どれくらい頼れるかと思って、わりと絞りA(オート)で撮影していたのだが、よくよく考えてみたら分割評価測光でもなければダイレクト評価測光でもない。レンズの上のCdS素子に入ってくる光で評価しているわけなんだから、そりゃ明部に最適化されて然るべきだよな。OM-2Nの時の挙動を脳味噌が覚えていたという感じか。 まぁ、オートで撮影して、22°(ASA125)で晴天下で露出オーバー警告が多発した時点で気づくべきだったな。時折「そんなばかな、この明るさでシャッター切れない(1/500 f16で切れない)なんておかしいぞ」とマニュアルに切り替えて撮影していたわけで、そういう写真は割と画になっていたりする。 超反省したとしか述べようがない。 ピカイチ君も同じ症状を起こしていなければいいのだが。(おそらく、あっちはフイルムのオーバーを許容、つまりラチチュードを活用して記録するタイプだと強く願う、あと電池切れ。この話は後日)
まずはネガ色を取り除いて。
レベルの補正で明暗を分ける。レベル補正で明るさとコントラストは触らない。 あくまで写真全体の色域を調整するだけ。
ここで初めて明るさとコントラストを調整。 ロウキー過ぎるので、明るさを一杯まで上げる。コントラストは落し気味に。 目立つゴミはここで取り除く。
さらにもう一段明るさを確保。コントラストは触らず。
最後に気になるゴミを補正し直して、スマートシャープをかけてはい完成。 この写真は救うことができた。
カメラは Canonet QL17 G3 フイルムは イルフォード FP4+ ASA125(DIN22°)
ここまで激しい補正を行って言うべき言葉じゃないけれど、Canonet QL17 G3の輪郭表現、すっげえカリカリ。お前本当に35mmフイルムなのかよ、と言いたくなる。昨今の下手なデジカメより印象的な写真が撮れる。スマートシャープをかけたものの、ほとんど不要レベル(寧ろ背景がシャープになってしまう程) 今回は全体的にアンダーな写真だが、ある程度適正露出の写真を見る限り、順光よりも斜光ないしは逆光で良い結果が出やすい傾向がある。まあ好みの分かれるところではあるとも思うが、ムードがある、という感じだろうか。 電池で動くオートだと思って遊びながら撮影していたが、やはりマニュアル撮影の勘のほうが大切だと痛感した。
続きは明日。 |