撮影と準備 | 2016年 2月21日(日)16時37分 |
先ずは、現像タンク一式を譲って頂いた 暖様、デイロールを譲って頂いた カズ様、何から何まで手を回して頂いたKan先生に最大限の感謝を。
デイロールSと富士プレスト400。ダミーフイルム。取扱説明書を熟読し、まずは缶を開けずにダミーフイルムで明室装填テスト。
引っ張ってみたところ、みごとにパーフォレーションを食い千切った。ううむ? 装填の仕方がおかしいのか?
どうしてこんなことが起きたのか知るために、可動部について調べてみた。 フイルムを容器に押さえつけている部分は、パトローネを入れた時(厳密にはケースを閉めたとき)かつ、クランクを差し込んだときにアンロックされる構造になっているようだ。このふたつの条件が満たされない限り、ストッパー兼光線カットの構造になっている。 また、パトローネを入れる部分が開いている場合はロックピンが立ち上がり、巻き取り用のクランクが入らないように物理的に防護している。無理やりクランクを差し込むことはできない。強引に差し込むようなことはしないだろうが、それにしても非常によく出来ている。
----ここから暗箱作業---- (当然、写真なし) 入れるものを確認する。100フィート缶とバラバラにしたデイロール本体。 右手に作業用ディスポーサブルグローブを装着し(フイルムに指紋をつけたくない)、それらをダークバッグに入れて、部屋の照明を切り、念には念を、と遮光カーテンを閉めて薄暗い中、作業開始。
100フィート缶からテープをはがす。剥がしたテープは適当にあしらっておく。 缶を開ける。さあ、フイルムとの邂逅だ・・・と思いきや、なんと袋が。缶にそのまま突っ込んであるのではなく、遮光袋にまで入っているとは恐れ入る。 恐る恐るフイルムを取り出す。すごい重量感である。 フイルムの向きを確認。切り口が時計回りで正解のはず。取り出したら逆向きになっていたので、ひっくり返す。 ここにきて問題が浮上。ひとつ、手袋をしたままの作業は正直やり辛い。ふたつ、ダークバッグの内側のメッシュが垂れてきてあっちこっちに引っかかって作業し辛い。みっつ、思ったより蒸れる。ダークバッグに暗室用換気扇か除湿剤が欲しい。
とりあえず、デイロール本体の軸にフイルムを食わせることから。これは案外すんなり入った。上から軽く叩いて、ズレを直す。 切り口を持ち上げ、所定の位置にフイルムを通し、問題のピンの部分を通過させる。これも案外すんなり。作業開始からここまで5分(うち2分くらいはダークバッグのメッシュの邪魔) 数センチ引き出して、ロックピンを戻す。フイルムが通るリール部分の噛み具合を確認して、フタをする。が、うまく入らない。何度閉めてもしっかりと入る感触がない。 おかしい、と思ってデイロールを探ると、ダークバッグのメッシュを噛み込んでる。ああもう、こんなことならダンボール箱かスチールのラックでも入れておくべきだった。蒸れてきた使い捨て手袋をポイして、慎重に噛み込んだメッシュを外して、フタをロックするネジを閉める。作業開始からここまで10分。その内、メッシュとの格闘に2分。
ダークバッグを開ける前に最終確認。 デイロールは正しくフタが閉まっているか・・・よし。 ベロは出ているか・・・よし。 キャップはしっかり閉まっているか・・・よし。 パトローネ格納室は正しく開け閉めできるか・・・よし。
----ダークバッグ作業完了。----
作業成功を信じよう。
パターソン式現像タンクセットの出番は、現像準備が整ってから。 ・・・いや、実はいつでも出来る。いまはリールへの巻き取り練習をしているが、ブローニーはともかく35mmならスムーズに作業できるようになってきた。(というより、ブローニーのダミーフイルムがないのでいまいち感覚が掴みづらい)
おまけ。先日の作業の問題点。
水道管の問題を提起する一枚。なあに、このザマは。 元の水道管はフレキではなくステンレスの1本モノだった。どうやら「延長ジョイントがないと長さが足りず、延長ジョイントがあると長さが余る」というお粗末な工事がなされていたようだ。これは取り外した写真だが、元からついていたパイプは「長すぎるから、くねらせて距離合わせようぜ」といわんばかりにグニョグニョに曲げられていた。 二級建築士、お前か。階下の水道の漏水といい、お前が犯人か。
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