試写 | 2022年 9月25日(日)10時59分 |
本日もJun Sugawara氏からのカメラ。キヤノン7なのだが……
これどうするんだ。「外装メッキ剥がし、感度ダイヤルズレ」とのことだが、それ以外にも
幕に打痕らしきものあり、
塗装が加水分解しているのか、手で触ると手が真っ黒になり、顔に触ればマジックで線を引いたように跡がつく。 溶剤でひたすら塗装を落とすほかない。 これ以外にも、ブライトフレームがおかしくなっていて、表示がグチャグチャになっていたりする。 勿論、軍艦部を外そうと思ったが、あっちこっち固着しているわ、ブライトフレームの切替ダイヤルも外れないどころかバネが飛び出てきて刺さるわ、散々な状況。
とはいえ、「撮影」という点におけるメカニカル的な部分は快調。シャッター幕の打痕(シワ?)によって光漏れするのではないかと危惧していたが、検証の結果おそらく大丈夫と判定。ブライトフレームも一番広いのが35mmか50mm(おそらく後者)のはずなので、そこに合わせて撮影すればいいや、と。
メッキについては錆び落としをして「お手軽簡単☆塩酸de再メッキ」とかやろうと思ったものの、
と、けしかけられたので、そのままにしてみた。 いや、個人的にはこういうカラーの写真機とか好きなんですわ。地金がいい感じに錆びたり酸化しているのが。
そんなこんなで出来る範囲で掃除して。レンズはFED 50mm f3.5(インダスター-10)が付くそうなので今回はFEDから剥ぎ取って、試写開始。輸送箱にレンズ入っているかなと思ったら入っていなかったので、まあインダスター-10でいいかと。(※何せそこそこ写る上に、この規格のスクリュウマウントに大抵使えるという凄い奴) 基本的に内蔵されているセレンの露出計に従って撮影。フイルムはAgfa APX400 Newで、現像はAdonal 1:100 55分@23度くらい。
遠景。新東名の高さからだと、街はこんな感じ。
中距離。今の足。
みかん。セミPでも同じものを写しているので、見比べると面白いかも。
霊廟の灯篭。質感・コントラスト的に、撮影するのが意外と難しい。
公園の造成中。明暗しっかり出ている。
光漏れもなく、露出計も正常に動作しているようだ。色々おかしいけれど、ちゃんと使えます。 ただ、誰かに使わせるとなるとちょっと厳しいw>Jun Sugawara氏
ここまでの成績:機種別:82.6%(19/23) 筐体別:71.4%(20/28) もうすぐ終了 短期目標:機種別で50%以上救う → 達成中 長期目標:筐体別で50%以上救う → 達成中 135フォーマットのレンジファインダーカメラは全てチェック完了しました。 残り> 中判スプリング:あと3台 中判二眼:あと2台
・試写完了/現像完了 なし
・試写中(優先度順) なし
・試写待ち機材(優先度順) なし
・只今修理中(この順番通りを予定、但し気分次第で多少入れ替わり予定) ・minolta SR-1(遺品箱シリーズ・カビまみれゴミまみれヤニまみれの三重苦)←次回予定 ・mamiya 6(スロー粘り、多分何とかなりそう)←色々どうしようか迷っている ・モスクワ2 モスクワ5(動作するそうなのでメンテのみを予定)←ご馳走なので早くやりたい ・ヤシカフレックス(革はがれ補修とメンテ)←しっかり見ていないが何とかしたい ・フォスフレックス(情報少ない上にマトモに動かないのが基本らしい)←事前情報で鬼難易度ではないかと……
・自分の手持ち機材の中でご機嫌斜めになった子 ・Nikon F3(状態検証中) |