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【修理と補修】

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居住地: 静岡県富士市
出身地: 福島県安達郡
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自己紹介: いい年こいた未婚の男。
自営業と自衛業とバイトをしつつ、なけなしの金を女に貢がず写真に注ぐ変人。

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CanonetとTsubasa Semi F1

修理と補修 | 2016年 6月22日(水) 6時29分
 さて、ジャンク籠の中身もあらかた話がついてきた。
 初代Canonetに触ってみた。

 ・・・のだが、どうもこいつ、オーバーホールされた痕跡があった。しかも(言っちゃ悪いが)下手糞の手によって。

 理由は説明できる。カニ目は割と上手に外してメンテ入りしたようだが、そこから先の状態があまりにもお粗末だった。例えば、「レンズを外すと花形リングが一緒に外れてきた」。
 ・・・はい、ツッコミどころ満載です。花形リングは半月ネジで回転を抑止されているはずなのに、レンズを外すと同時に外れるなんて、不自然極まりない。前にOHした人が正しく装着できなかったのであろう。


 セレンは、まぁまずまず。
 この子はシャッター開かない病になっていて、さて何が悪さをしているのかな、と触ってみた。

・セルフタイマーが空気(何も手ごたえが無い)
・スローガバナーは、だいたい正常動作

 この2点はすぐに確認できた。が、どうも巻き上げ動作のパワーが上手に伝わっていないかもしれない。注油してしばらく動かしているうちに、原因がだいたい分かってきた。シャッターを切る時に小さなハンマーがガバナーのケツを叩いてやるのだが、そこが極端に固着したような状態になっている。ピンセットで力任せにハンマーを動かしたら、素直にシャッターが

 切れない。

 シャッター粘りですかそうですか。見た目からして分かるが、外観は割とボロく見えるのに、メカ部は割と綺麗に「見える」。もっとも、見えるだけであってどうしようもないのだが。スローガバナーも綺麗なもんで、ちゃんと洗浄すれば良いのかもしれないが、前々稿にある通り、バラしたら組み立ては面倒なのでパス。

 セルフタイマーが空気になっているのは、ギア欠けか位置間違えの可能性が高い。スプリングは効いているのだが、歯が噛んでいる気配はない。おそらくOH時にまるっと外して、組み付けたらなんだかよく分からない状態になってしまった、とかそんな感じなのだろう。

 先生から、


 とまで言われてしまった。さっと確認してみたが、部品取りされた痕跡は確認できず。
 しかしながら、あからさまに変な組み付けがされていたのでジャンクと判断。折角のカメラだけど不動品扱いということで、展示場行きとなった。



 こちら、展示場行きカメラ達。動かせない、電池がない(これ割と重要)、どうにもならない(先生の「やめておけ」完全封印付もある)のカメラ達。
 外装を軽く磨いて、それで良しとした。レンズを磨くかは迷ったが、まぁ・・・うん。展示品だし。

 相手先(展示先)には「どれだけ金を積まれても絶対に売るな」と押しておいた。部品取りとしての需要があるかもしれない。でも私は売るために展示するわけではない。
 ……いや、まぁ、完全ジャンクはどうにもでもなるのかもしれないけれど。しかし先生から無償で頂いたものなので、それを売るのは信義に反する。



 さて、今度は「動く」ほうのカメラ。先生から「動くよ」と言われて渡されたカメラである。こちらも展示場行きかもしれないが、ローテーションすると思う。(放置は最も愚策である)

 で、今日ついでにメンテナンスしたのがこちら。


 えーと。調べてみたら、木川工学というメーカーの「Tsubasa Semi F1」ではないかと。
 このメーカー、情報があまりなくてカメラペディアあたりも参考にしてみたが、英語だらけで挫折。昭和26年もしくは27年あたりのカメラらしい。
 6×4.5cm型、レンズシャッター式スプリングカメラ。レンズはBESSELの1:3.5 f75mmである。そして120判なので今でも使える。先生が予めレストアしていたため、やるべきことはそんなに多くない。

 問題はこの子、目測手動の焦点調節。つまりレンジファインダーではない。目標までの距離をフィートで測って、くるくるとピント調節ノブを回す必要がある。シャッター速度はBがあるものの、実用域は1/100か1/200だな。1/50もあるが、ブローニーで、75mmレンズで1/50はちょっと心配だ。


 レンズを外し、綺麗に磨く。シャッター羽と後玉に凄いゴミがついていたので、Bにして高圧空気でシュッ、と。(凄いゴミとホコリが飛んで一瞬パニックに)
 元通りに組みなおし、フィルム室側から後玉を掃除して完成。



 超格好良い。
 Canonet QL17 GⅢのフイルムが終わったら、この子を持ち運んでみよう。
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コメント
1 | kan | 2016年 6月22日(水)13時46分

ツバサセミの時代にはOEMと言うか、同じもののネームプレート付け替えなど当たり前で、レンズやシャッターも豪快に飛び交っています。おまけにメーカーで違うレンズの瀬買えなんかも請け負っていたからワンオフもいろいろあります(マミヤ6にツアイスのレンズ乗せ替え等さえあり)おおらかな時代です。

一応写りますよ。切れ味は・・・それなりです。
2 | 時深彼方 | 2016年 6月22日(水)15時24分

 OEMというか、汎用部品の寄せ集めみたいな印象ですね。それでカメラが出来てしまうのだから凄い。

 一応写る、ですか。試してみます。
3 | kan | 2016年 6月23日(木) 1時31分

ツバサセミのレストア報告が出てきました。笑えるほどのジャンクです。報告したのが4年前なんてもう忘れていました・笑

http://kanscamera.sakura.ne.jp/html/p352.html
4 | 時深彼方 | 2016年 6月23日(木) 9時50分

どわあああ!?
この状態から直したんですか!?
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