修理と補修 | 2016年 1月24日(日)12時13分 |
「OLYMPUS OM-2N補修完了」で、先生への返信と共に転がり出てきたF氏ことコバヤシ氏が発掘した親父さんのカメラ。 どれちょっと見てやるから持って来い、と持ってきて早速チェック。
電池はちゃんと抜かれていた。電池ケースは問題なし。カビとサビとホコリまみれだったので高圧空気で目立つゴミを吹き飛ばし、ヨゴレまみれだったレンズ分解。 本当はちゃんと清掃してあげたかったのだが、残念ながらまたしても魔の「カニ目」である。これは専用工具がないと迂闊に取り外せない。工具が欲しいのだが、まだそこまで予算が出ない。やっと「撮影」の最低機材を買い揃えたばかりなのだ。明日は給料日なので、事務キチにでも行ってネガアルバムとかカバンを購入してくる予定。あとネックストラップも。無ければカメラのキタムラにも行くつもり。
レンズ清掃に関してはとりあえず出来るところまで。この時代のレンズには絞りユニットしかないのでそんなに難しくない。(工具が揃っていれば) 絞り羽根にちょっかいを出さなければ、分解手順さえ守ればだいたい大丈夫。
本体はCdS含めた電子回路は正常。魔のキノコ電池を要求されたので(1.35V)、とりあえず窮余の策としてLR44(1.5V)を突っ込んでおいた。おそらく電圧変化でシャッター速度が変わってしまうタイプなので、+2段増感でだいたい適正露出だろう。汚れたミラーとファインダーも一応清掃。本体も手が出せる範囲で清掃。カメラを押入れに突っ込んだらあかん。 軍艦部は相変わらず工具も知識も足りないのでヤメ。
一応の応急処置を施したSR-T Superを覗き込むF氏の図。
ひどい問題点があるとするなら、シャッター速度の渋りとフォーカルプレーン幕の遅延。ここは私では手が出せない。先生なら見れるかもしれないが……。症状としては相変わらずの低速シャッターの遅延。しかも後幕が閉まり切らないことがあるほどに。先幕は期待できるくらいの動きをしているが、後幕がついてこない。ガバナーに問題があるか油切れ、あるいはリボンor糸伸びも考えられる。 シャッター自体は一応ちゃんと切れるし、露出計測もおよそ期待値通り。
ど素人の応急処置なので、オーバーホールは無理。そのうちジャンクカメラをいくつか拾ってきて、壊れているのを更に壊すの覚悟で勉強してみるべきかなあ。 |