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【修理と補修】

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KIEV 35A さんこいち。

修理と補修 | 2021年10月20日(水)18時22分
 今回も、Jun Sugawara 氏から頂いたジャンク箱から直していくシリーズ。



 一応言っておくと、直す順番は結構気分次第で、直せる見込みもあるものから順にやっていて、個人的に気に入ったものから更に優先してやっています。KIEVについても「3台あるから最悪1台なんとかなるだろう」でスタートしています。



 さて、さっそく「ひらいて」しまっている訳だが、これにはちゃんとした理由がありまして。
 3台のうち2台は箱に入った状態で届いた。これには驚いたのだが、どういう訳かコンディションが滅茶苦茶というか意味が分からない状態で。

◆1台目
 ・巻き上げがクッソ重い
 ・気まぐれシャッター
 ・ホットシューにカバーがついていない
 ・外装がちょっと悪い
 ・只でさえ気まぐれシャッターなのに最高速動かず
 ・ふとした拍子に露出計が動かなくなる。(通電タイミングがズレた)

◆2台目
 ・露出計が壊れている(※ファインダー内表示だけ)
 ・電池ボックスの筒がついていない(※これが原因で壊れた?)
 ・巻き戻し用のクランクが壊れてプラプラになっている
 ・一番コンディションが良かった
 ・最高速シャッターが切れない

◆3台目
 ・裏蓋が非常に綺麗
 ・巻き上げが1台目以上に重い。レバー折れそう。
 ・シャッター動かない。
 ・電池ボックスが腐りかけてる
 ・フイルムカウンターのプレートが脱落

 こんな状態だったので、3個1にしようと決意。ベースは2台目にする。露出計が壊れているがアテにしないので問題なし。最高速のシャッターが切れないようだが、絞り込めばちゃんと切れるので問題なし。
 で、さっきの御開帳写真には理由がありまして。



 ストロボを取り付けるホットシューの状況を確認したかったのと、どんな感じで軍艦部が組まれているのかチェックしたかった。写真のやつは1台目。
 まず、このカメラはホットシューに何もつけていない時はカバーをしておくのが正解で、まあ別に外しておいても実際問題は起きないのだが、ゴミが詰まるとストロボ装着中と誤解して挙動が変わってしまうので、これが確認できたのが大きい。
 シャッターボタンの作りについては、まあ随分と器用な作り方をしているなあ、という印象。何も考えずにバラすと、超難解なパズルの始まりになる。
 ここいらはニコニコ生放送で話をしていた。

 で、これはほかの奴も見ないとまずいよな、と思って3台全部確認すると、部品欠品だったりコンディションが悪かったりで、みんな状態がバラバラという笑えない状況になったとさ。

 で、結局どうしたかというと。

・ベースは2台目のものを使い、1台目は完全部品取りにする。
 ・1台目から、電池ケースのスリーブ(筒)を奪い取る。最も状態が良かった。
 ・1台目から、巻き戻しクランクを奪い取る。
 ここで動作を確認。電池はLR43×4だが、そんな都合よくLR43は無いのでLR44で代用
 電池ケース内のスリーブが無いと、ショートを起こして電池が吹っ飛びかねません。実際にやらかしました。(本当に危険なので電池入れる時に確認して!)
 ・3台目から、電池ケースのキャップを借用し、3台目には1台目の電池ケースのキャップを移植する。
 ・3台目から、裏ブラ(フイルム室の蓋)を借用し、2台目の状態の悪いやつを3台目に戻す
 
 これで何とか動くようになった。細部を清掃し、必要な部分に給油し、現在テスト撮影中。


 Jun Sugawara氏には申し訳ないが、ぜんぶ直すという線は諦めて、ひとまず1台直すことにした。
 1台目に関しては内蔵露出計のタイミングがズレていてどうにもならないので、これは難しい。
 3台目に関してはノーメンテで使い込まれたのか、それとも放置し過ぎたのか、または部品精度の問題なのか、あっちこっちガタがあったり固着しかけているのでこちらも難しい。
 そもそもプラカメは射程圏外なので、あまり触りたくなかったりするのだが……。それでもサンコイチで治ればそれで1機種OKってことで。

 修理状況:実用上それなりに問題なし。感度400のフイルムを入れてテスト中。
 特記:シャッターが切れないようなら絞り込んで中速・低速のシャッターを活用する。
 特徴:軽くてコンパクト、絞りとピントだけなので使いやすいが、電池はLR43が4つ必要。LR44でもいけるが推奨できない。
 ここまでの成績:機種別:100%(2/2) 筐体別:50%(2/4)

 テスト後にリポートします。>Jun Sugawara氏
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