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【修理と補修】

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修理と補修
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Pentax SV 補修作業

修理と補修 | 2022年 2月 5日(土) 8時43分
 毎回リンク貼るのも流石に申し訳ない……というか、しつこい気がするので、今回からは名前だけで。
 夜、早めに起きて家のことをやって。ちょっと時間があったのでJun Sugawara氏からの「託され箱」の中から引っ張り出してみた。


 ASAHI Pentax SVを。予診票には「ミラー上がりっぱなし、レンズカビ」とのこと。
 ミラーが引っかかる、とか戻らない、とかは今まであったが、上がりっぱなしというのは流石に嫌な予感がする。
 ということで、早速調子を見てみ……

 レンズが外れぬ。
 え、何、これ。ごそごそ弄って分かった、絞り込み用の機構が、レンズのピンを邪魔している。なのでレンズが抜けない。
 裏ブタ側からアクセスし、半ば強引にレンズと本体を分離した。そして写真を見れば分かるが、ミラーは上がりっぱなし、幕は開きっぱなしのまま完全にスタックしている。1/8秒の問題がどうこうとかいう問題じゃない。完全に幕制御か終わってる。嫌な予感。


 とりあえずまずはレンズ清掃から。前回と同じパターン。前と後ろから順繰り清掃・消毒・洗浄をして組付け。
 何も難しくない。手順は分かっているのですぐに清掃完了。
 ……ねぇ、スーパータクマー 1.8/55って、やっぱりトリウムレンズ? 細かいことは気にしないけれど、やっぱり気になるには気になる。

 今回の「託され箱」の中、Kマウントは1本(しかもタムロン)だけだったが、プラクチカマウントは1台に1本、くらいの勢いで付いているのだが……プラクチカマウント、そんなに人気無いの?(※注:普通はカビまみれレンズなんて言ったらジャンク扱いされても不思議はない)

 で、だ。結局すぐにボディ側に話が移るのだが、これ見てよ、これ。



 設定は1秒とか、そこらへんのはず。スローシャッターだからとかではなく、全速これ。
 もうね、嫌な予感から段々腹が立ってきて。一体何がどうなっているんじゃい、と、遂にフォーカルプレーン機をバラす決意をする。



 いつものように底部を外して給油しても、まあ改善しないだろうな、と思ったがダメ。
 この筐体は正面に「ご丁寧なネジ」がついているので、腹を括って分解開始。

 1時間後。



 ここまで分解した。この後、プリズムを押さえているスプリングが弾け飛びます。
 このカメラ、電線が無いので、昔のレンズシャッター機をバラす感覚で一気に作業できるので気が楽。電線付きはやっぱり苦手だ。
 手順はとっても簡単で、軍艦部を外して、底部を外して(※どちらから作業しても可能)、ミラーボックス前のプレートを外して、あとはいくつかの固定ネジを緩めるだけで、ここまでいける。
 レンズシャッター機の場合、ミラーボックスにあたる部分にレンズボードとガバナーやら何やらつくので、それに比べたら楽勝。
 

 ミラーボックスとボディとの噛合い方を確認して。


 お手軽分離完了。まあ、事前情報で、そんなに難しくないということは、それなりに分かってはいたのだが。
 それでも、初めての分解でもほぼ迷わず作業できるのは凄いや。


 ついでにガバナーまで清掃しておく。ミラーボックスの下、三脚穴の上あたりに付いている。
 トルクスねじの方を緩めると大惨事になるので注意。ボディとユニットの固定はマイナスネジのほう(ボディ底部から固定)なので間違えないように。

 でまあ、最初は幕のテンションがおかしいのかな、と思ったんです。でもすぐに違うと気付いた。


 これ。これよ、後幕。テカテカしているように見えるが、これ全部傷とか折れ目とか。
 流石に修理を諦めた瞬間だった。経年劣化でベッコベコだしガッサガサだしパッキパキだし。どーすんだこれ状態。
 巻き上げが重たいので絶対何かあると思ったが、こんなにひどい状態だとは思わなかった。
 これが従来機のような鋼とかなら清掃すれば何とかなるが、このタイプでこれは……。

 後幕が動かない、ミラーが戻らない理由は分かった。
 まず、ミラーが戻らない理由。ミラーは「後幕が走った後で戻る」という当然の設計なので、先のような状況(幕が動かない、閉まらない)では当然、リターンしない。
 で、幕が動かない、閉まらない理由は、経年劣化で幕がベコベコで、軸に巻き上げた段階(チャージ)で既にグシャグシャのベコベコだったから。リリースのスプリングは正しく効いているようだったが、波打っているわ、膨らんでいるわの状況で、経年劣化も加わり「墨汁を吸った後に乾かした半紙」みたいな質感になっていた。(※どうにもならねぇ、と判断したので触って確認してみた。普通は幕に触れたらあかんよ)
 固くなり膨らんだ幕はミラーボックスやボディと接触し、動作抵抗になる。折癖もついているので、レールの上もスムーズに移動できない。
 結果、シャッターを切ろうとしても「先幕は快調に動くが、後幕がスタックする」という状況に陥った。

 メカ的には恐らく問題は無いと思うが、この状態では流石にどうにもならぬ。
 新しい幕を張り直すか(私には幕製作スキルがないので今は無理)、幕は無事で他がダメなSVから移植するか、の二択となった。
 師匠とか幕に詳しい人なら、たぶん張り替えることが出来ると思うが……。

 残念ながら、いまの私の技術力では、流石にどうにもなりませんでした> Jun Sugawara様
 気長に部品を探すか、徹底分解する勉強用と割り切るか、のどちらかになると思います。

 久々の敗北。


 ここまでの成績:機種別:77.7%(7/9) 筐体別:58.3%(7/12)

・試写中
 ・Kiev4+Jupiter12
 ・Contax 3A(戦後型)+Jupiter8
 ・Pentax SPF

・試写待ち機材
 ・Ikonta 521
 ・ミノルタ セミP
 ・Pentax ME
 ・Pentax SP

・自分の手持ち機材の中でご機嫌斜めになった子
 ・Nikon F3(シャッタースタック、但し緊急シャッターは切れるし電気系統問題なし)
  優先的に調子を見たい。というのも、現像データを得るための基準機として使っているため。



 せっかくここまで分解したのに。泣く泣く元通りに戻しましたとさ。
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