撮影記録 | 2016年 2月 8日(月) 3時23分 |
ミノルタフレックス……良いレンズだとは聞いていたが、素晴らしい。多少のレベル補正は行ったが、アンシャープマスクをかけ過ぎるとザラつきが出るほどに、きっちり輪郭が出ている。ここで紹介している写真はすべてオリジナルの半分以下の画像サイズにしているので、大きな写真は近いうちに写真一覧にアップした時にでも。 撮影地はウチの仕事の管理場の「玉鬘」野営地から一歩出たところ。 F11くらいまで絞り込んで、シャッター速度は1/125もしくは1/250ってところか。
触ってみてわかるミノルタフレックスの良い点は、まずレンズを一番手前まで下げておけば無限遠になる点か。C330はレンズブレード交換式なので、これが出来ない。逆にいえば、レンズが交換できないのが不便か。 次に、絞り値とシャッター速度が即座に確認できる点。ビューファインダーのすぐ前に表示されているからね。C330は前を覗かないと分からない。 そして、シャッターチャージと撮影のためのレバーの位置。右に振るとチャージ、左に振ると撮影。分かりやすくていい。ただし、C330は巻き上げてチャージ、撮影動作は2箇所あるレバーかボタン、どちらかで操作可能という点で優れている。しかも敏感。誤作動する可能性は五分五分。C330はロックレバーがあって誤作動を抑止できるが、ミノルタフレックスにはおそらくロック機構は無い。チャージすると動かすのに躊躇してしまう。
逆に面倒だと感じたのは、巻き上げする時に巻き上げノブのスイッチを、一々押さないといけないこと。とはいえ、製造時期が違うからここを責めるのは幾らなんでも可哀想か。 あと、たぶん7枚目か6枚目を写すとき、中途半端な位置で巻き上げが止まったことが一度あった。巻き上げ量が少ないのにロックが掛かったので、カウンターを見たらやはり僅かに巻き上げが足りていない。勿論、ボタンを押してちょっとだけ巻き上げたら正常位置でロックしたので助かったが。
C330は割と失敗写真が多かった。ピンボケ、手振れ、誤操作。これは別にC330が悪いわけではなく、自分がちゃんと操作に慣れていなかったからだ。カメラのせいではない。あと、ファインダーの明るさはミノルタフレックスのほうが明るい。圧倒的に。これは撮影のし易さ、ピント合わせに直結するので失敗が少ない理由になるだろう。
総じて、C330は「Professional」と書かれている通り、二眼に慣れた人向けだな、と感じた。ド素人が触ると失敗の連続。でも、機構も写りも全然悪くないぞ。 ミノルタフレックスは初心者向けかもしれない。よく映るし、見やすい。但し、注意深く操作しないと失敗しかねない。 ……うん、どっちが良いかというと、どっちも良い。親父が「C330で三脚なしで子供や動物写せれば凄い」と言っている理由がよく分かる。(そして親父はそれが出来たから尚凄いわ) |